映画「青の炎」の動画とあらすじ紹介です。
原作は「貴志祐介」による小説で、演劇界の巨匠「蜷川幸雄」の19年ぶりの映画演出作品です。
17歳の少年には殺したいほど憎む男がいました。その名は「曾根隆司」で、母親の再婚相手でしたが、お酒を飲み暴力を繰り返すために秀一が幼少期に離婚をしています。
しかし「曾根隆司」は行く場所がないと、家族の元に転がり込んでくるんです。
主人公の少年は家族の平穏を奪う居候の「曾根隆司」を消すために殺害計画を立てて実行します…
目次
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映画「青の炎」の主要な登場人物
嵐の二宮和也と松浦亜弥のダブル主演で、松浦亜弥は第18回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞しています。
- 櫛森秀一(二宮和也)由比ヶ浜高校に通う高校2年の17歳。絵が好きだが美術部の幽霊部員。通学にロードレーサーを使用している
- 福原紀子(松浦亜弥)秀一と中学時代に同級生だったが家庭の事情で転校する。その後、由比ケ浜高校に編入した美術部員。秀一は心を通わせる存在
- 櫛森友子(秋吉久美子)秀一の母親で秀一の実父は事故で亡くなっている。曾根隆司と再婚するも離婚をした
- 櫛森遥香(鈴木杏)秀一の妹で陸上部の所属の中学2年生
- 曾根隆司(山本寛斎)櫛森家から平穏な生活を奪う存在
- 石岡拓也(川村陽介)秀一の幼馴染で家族を殴って家族から避けられるようになる。学校に行かずにバイクに乗って遊び回っている
- 山本英司(中村梅雀)一見優しそうな人柄だが頭が切れる警部補
映画「青の炎」のあらすじ
母親になぜ「曾根隆司」を家から追い出さないのか尋ねるも、その理由を明らかにしない母親「友子 / 秋吉久美子」です。
ある時、挨拶をしない妹「櫛森遥香 / 鈴木杏」に対して、乱暴をしようとする「曾根隆司」と、それを聞きつけ妹を守ろうと金属バットを持つ「櫛森秀一」です。
その騒動で駆け付け母親が仲裁に入ります。その後、曾根を追い出せない理由を秀一に話します。
追い出せない理由があるも、子どもに暴力を振るおうとしたため、母親が曾根の部屋に行き「出て行って下さい」と言います。
すると、おしめり(セクロス)で母親をよがらせる曾根です。そのアエギ声を聞いた秀一は、ますます曾根に殺意を抱いていくんです。
そして計画を実行してしまいます…
映画「青の炎」の感想や見どころ
やるせない気持ちになってしまう映画で、17歳の青春や苦悩の心理描写がうまくできていると思います。
完全犯罪を目論むも事件が事件を呼び、綻びから事件の真実が明らかになっていきます。
サスペンスやミステリーというよりはヒューマンドラマ色が強い内容です。
ラストで17歳の少年の選択肢が泣ける映画です。やや引っかかる点はありますが、個人的には名作だと思います。
映画「青の炎」の出演者情報
- 公開:2003年3月15日
- 監督:蜷川幸雄
- 脚本:蜷川幸雄・宮脇卓也
- 原作:貴志祐介
- 出演:二宮和也・松浦亜弥・秋吉久美子・鈴木杏・山本寛斎・川村陽介・宮田幸輝・木村雅・近藤芳正・渡辺哲・六平直政・竹中直人・中村梅雀・唐沢寿明・他
- 受賞:第18回高崎映画祭最優秀新人女優賞(松浦亜弥)